AFTER5

がんや難病の「5年生存したら、その後どうなるの?」を伝えるメディア

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2020年、わたしの告知後5年と「AFTER5」の抱負

こんにちは。気づけば2020年を迎え、半月が経とうとしています。AFTER5代表のchiraです。

昨年は、この『AFTER5』を立ち上げ、メンバーが集まり、たくさんの応援メッセージを頂戴しました。わたしの温めていたアイディアに対し、想像以上に多くのリアクションをいただき、活動のモチベーションにつながりました。ありがとうございます。

しかし、実際に公開できたインタビュー記事はパイロットを含めてわずか2本。活動を始めた矢先、わたし自身の家庭状況に大きな変化があり、まとまった時間を確保しづらくなったことが一番の原因でした。

自分たちの「やりたい」という感情と、応援してくれる方々の声は非常に大きな力になるものの、日常生活を行いながら新たなチャレンジをし続けるのは難しいと痛感しました。まずは資金面で安定させようと、ソーシャルビジネスコンテスト等への応募を行っていたものの、成果には繋がっていません。

そういった状況でも、がんや難病患者は増えています。Googleによる健康関連情報の見せ方は定期的にアップデートされているし、TwitterInstagramなどのソーシャルメディア、各種ブログでの患者自身の闘病記録も増えています。でも、依然として「5年経ったらどうなるの?」は見えづらく、患者や家族の5年生存後の不安はつきまとっていると思います。

今年のAFTER5は、一旦仕切り直し、「定期的な活動を軌道にのせること」と「組織作りと収益化プランの策定」を目標に活動していきたいと思っています。

定期的な活動を軌道にのせること

  • インタビュー記事の省力化と数の増加
    • まずはメールやアンケートフォームを使うことで、直接お会いしたりスケジュール調整をせずとも可能な形を目指す
    • 「自分で情報発信するエネルギーはないけれど質問に答える形ならば回答しても良い」という方に、ご協力いただきたいと思っています
  • アンケートの実施と情報発信
    • 昨年、試験的に実施したアンケートでは、10名以上の回答があり、人によって思いが様々であることがわかりました
    • ひとりにスポットライトを当てるインタビューだけでなく、多くの方の思いも取り上げていきたいと思います
  • ブログによる運営者の情報発信
    • 本記事のように、運営の状況も発信していきます

組織作りと収益化プランの策定

  • 役割分担を明確にし、企画のフローをまとめる
  • 今後の事業計画の策定と、ソーシャルビジネスコンテストや各種助成金などの申し込み

わたしは2015年に28歳で乳がんの告知を受け、もうすぐ5年経過します。告知直後、病気についても治療についても無知だったため「東京オリンピックは見れるのだろうか?」と強い恐怖を持ちました。乳がんステージ2aの5年生存率はほとんど100%に近いと知ったあとも「治療を経ても、好きなことをして自由に生きられるだろうか?」と不安でした。

まだ治療は続いていますが、いまは自由に暮らしています。あのとき自分が抱えたような不安を抱える人々を、もっと減らしたい。リアルで等身大の5年生存後のようすを発信していきたい。

まだまだ未熟なわたしたちですが、どうかお付き合いいただければ幸いです。今年もどうぞよろしくお願いします。

自分の身体を労わりつつ、自らの意思で選択する人生を送りたいと思います。

代表・chira